伊勢神宮へのアクセスは、高速夜行バスが便利。そんな私も伊勢へ向かうのに新幹線を利用しようか正直迷いました。
平日・私&子どもの2人旅。産後、関東圏外へ出るなんて初めて。
それでも行きたかった、伊勢神宮。
そんな私たちでも行く手立てはないかと色々調べてみたら、伊勢神宮へのアクセスは高速夜行バスを使う方が便利だという結論に落ち着きました。
新幹線より安くって、最寄りの駅から乗車できるし、寝て目が覚めれば伊勢へ到着してる――。高速バスを利用するメリットはそれだけじゃないんですよ。
バス会社も、うんと企業努力なさってる。
大宮、池袋、新宿、立川、横浜から高速夜行バスを使って伊勢方面へ行きたい方は、必見の情報満載ですよ!
伊勢神宮まで直行!西武高速バスの運賃は新幹線の約半分。
まずは一番気になるところ、高速夜行バスの乗車時間、運賃比較。新幹線で行く場合と比較してみましょう。
検証)新宿駅から伊勢神宮へ向かう場合(2015年12月14日現在)
新幹線は東京駅からのぞみを利用、102分で名古屋駅に到着、下車。そこから近鉄特急またはJRを利用し、約90分で伊勢市駅着。
設定日・2015年12月14日。「E運賃」適用。西武観光バスの鳥羽線、下り1便「新宿駅西口」より乗車。
西武高速バスの「運賃カレンダー」をチェックし、検討しよう。
比較すると高速バス運賃は、新幹線の約半額でした。それだけ見ればお得ですが、乗車時間は新幹線の2.7倍です。
しかも高速夜行バスは、「乗車時期」と「乗車する便」によって運賃が変動します。
月曜・火曜日あたりが比較的、最安値(E運賃)をマークしている模様。
ちなみにこの運賃カレンダーの一番高く設定されている「A運賃」の時期は片道10,050円。そうなってくると新幹線とそれ程大差なくなりますね。
ちなみに高速夜行バスってどんな感じ?
伊勢神宮へ向かうこの高速バス「鳥羽線」の運行バス会社ですが、「西武観光バス」と「三重交通」が協同で運行されている路線です。
わたしカオジロは、伊勢市駅前に7時01分に到着。
運行バス会社は、行きも帰りも三重交通さんのバスでした。
ところで夜行バス、子連れでも平気だったの?
年中児を乗せての夜行バス。私カオジロは学生時代に東京~大阪へ行く時によく利用したので、夜行バスの雰囲気は知っていましたが、我が子を載せるのは初。
あえて一番運賃が下がっている日で、平日で、車内も空いているであろうこの時期を選び、その辺りを予約時に電話できちんと確認した上で、乗車しました。
〜乗車前の準備〜
- 念のためオムツを履かせ、オネショ対策は入念に。
- 寒くないよう、余分に上着持参。
- 乗車前に昼寝をさせ、しっかり遊ばせておき夕飯もしっかり食べさせておく。
- 事前に、バス車内でのお約束事を結んでおく(約束が守れたら、伊勢で好きな物を買ってあげる)。
といったところでしょうか。
〜座席は全席指定席〜
乗車チケットは全席座席指定なのですが(こちらからは座席の指定は出来ません)、子連れを配慮していただき、行きも帰りも前から2列目の親子隣同士の席にしてもらえました。
帰りのバス便は、後ろ5、6列位は空席で余裕があり、より気兼ねなく乗車できましたよ。まあ、騒ぎはしませんでしたけどね。
この辺りはお子さんの性格にもよると思うので、親の目で総合的に判断してくださいね。逆に、大人でも大きないびきをかいたり寝言を言う方もいらっしゃいましたから・・・。
でもこれってバスに限らず、新幹線でも同じことが言えますもんね。
〜何はともあれ、高速バスが出てなかったら伊勢には行けなかったと思う〜
子連れ2人旅の私たち。新幹線に乗車できる東京駅、または品川駅までたどり着くのに、我が家から最低2時間はかかります。
調べてみたら、偶然にも、我が家から比較的最寄りの駅から高速バスが出ている事が判明。
夜行便しか出ていないけれど、つまりは寝ている間にバビュンと目的の地・伊勢まで連れて行ってくれるということ。すなわち、子連れ旅行には大助かり!という訳なんです。
そんな私たちにとって、この夜行バスの存在は、かなり魅力的でした!
高速夜行バスのチケットの申込・予約方法は色々あるよ。メリットも様々。
さて。そんな感じで入念に調べに調べた結果、夜行バスに乗ろう!と決めた訳です。続きますよ。
高速夜行バス、この路線に限らないですが、チケットは必ずしも運行バスの直営サイトから申込まなくてはならない、という訳ではないんです。
いくつか方法があるので、それぞれのメリットをご紹介しますね。
高速夜行バス予約専用サイトから、オンライン予約する
高速バスドットコム、日本旅行、楽天トラベル高速バスなど、様々なサイトからチケットの予約ができます。
<メリット>
- 目的地、出発地、乗車日等を入力するだけで、各バス会社の運行内容を比較検討できる
- 運賃の支払はクレジットカードやコンビニ払いが利用できる
- スマホ画面でもサクサク動き、予約が取りやすい
- 該当路線の高速バス利用者の口コミも同時にチェックできるサイトもある
<デメリット>
- 運行会社で直接予約する時よりも、キャンセル料が高い
- 「お伊勢さんぽパス」などの乗車セット券の申込や、早期購入割引が適用されない事が多い
- 予約購入の締切日が早い傾向にある
楽天会員ならば、楽天トラベルで予約するとお得になることも。
<メリット>
- 乗車時にスマホ・ケータイ画面上の「WEB乗車票」を提示するだけでOK
- 楽天ポイントが使える、貯まる
- 購入画面で楽天カードに入会するとポイント割引(2,000円引)される
- コンビニ決済、カード決済が利用可(出発日が近い場合はカード決済のみになることも)
<デメリット>
- 運行会社で直で予約する時よりも、キャンセル料が高い
- 「お伊勢さんぽパス」などのセット券の申込や、早期購入割引が適用されない
やはり、運行バス会社西武高速バスで買うのが一番おトク!?
私カオジロの様に、伊勢への運行路線が一路線しか走っていない場合は、他社と比べようが無いので、最終的には運行会社のサイトを確認するに落ち着くわけです。
<メリット>
- 運行会社経由で予約でも、他高速バス予約サイト経由でも、運賃は変わらない
- インターネット、窓口、電話でも予約できる(西武観光バスの場合、発車オーライネットからWEB予約が可能)
- 高速バス予約サイトに比べ、キャンセル料が安い
- 早期購入割引や「お伊勢さんぽパス」などのセット券の申込が出来る(電話予約でのみ受付)
<デメリット>
- 発車オーライネットからWEB予約した場合、チケットは決められたコンビニまたは高速バスの窓口まで行って購入しなければならない(WEB予約でクレジットカードで購入した場合はプリンターで出力可)
- 「お伊勢さんぽパス」の購入予約は電話のみの受付となる。西武高速バス対応窓口で現金購入しなければならない(ちなみに窓口は、クレジットカード払い不可。その代わり、領収書を発行してもらえる。また、高速バスのリーフレットも入手可能)
伊勢の路線バスがおトクに乗車できる!「お伊勢さんぽパス」!
はい。このお伊勢さんぽパスというのは鳥羽線の高速バス限定のセット券のことです。
=高速夜行バス(鳥羽線)の往復乗車券+「伊勢みちくさきっぷ(バスフリー乗車券)2日間」
行きも帰りも鳥羽線の高速夜行バスを利用し、伊勢観光はバス移動がメインなら、このセット券を購入する方が断然お得ですよ。
高速バス乗車券購入時の引換券を、こちらの伊勢市駅にある三重交通きっぷうりばへ持っていくと伊勢・鳥羽みちくさきっぷと交換してくれます。
テルコさま、なるほどでございます。
〜伊勢、鳥羽、二見地区を走る、三重交通の各種路線バスのフリーきっぷ〜
この伊勢・鳥羽みちくさきっぷは一般販売もしています。大人1枚につき1,600円(2日間)也。
→→みちくさきっぷを単体で購入したい方はこちらの三重交通ホームページへ
これがセット券の購入でついてくる訳です。高速バス往復乗車券プラス数百円で購入できたのでお得ですね。
実は、伊勢市駅から外宮までは徒歩で行かれます(もちろんバスでも行けます)。一方、内宮までは伊勢市駅からは結構な距離を歩かなくてはなりません。
伊勢市駅から内宮へは、こちらの10番バスに乗るのですが、伊勢市駅〜内宮前までなんと片道430円。乗車時間は10〜15分位なのですけど、ちょっとお高い。
伊勢市駅〜内宮前までは10分間隔でバスが出ていました(平日10時−16時台)。
また、今回私は行かれなかったのですが、二見興玉神社や夫婦岩へバスで参拝に行かれる方は、この伊勢みちくさきっぷがあるとさらに便利です。
〜伊勢みちくさきっぷには、観光施設の割引券もついている〜
しかも!それだけじゃございません。なんと観光施設の割引券もついているんです。
なんと太っ腹な!
鳥羽水族館や、二見シーパラダイスなどの割引も受けられるんですよ。
バス利用区間や割引施設の詳細は、こちらをチェックです!
→三重交通「伊勢みちくさきっぷ」
高速バスが早朝に伊勢市駅に到着するメリット。
この鳥羽線、高速夜行バスは、朝7時過ぎに伊勢市駅前に到着します。詳細には、伊勢市駅前のファミリーマート前着。
車内の伊勢市駅着のアナウンスで慌てて飛び起きて、下車してしまったアナタは、こちらのファミリーマートさんにお邪魔して身支度を。お手洗いが広くて良かったです。
そんでもって、早めに手土産をゲットしておこうと、あの辻口パティシエ監修の伊勢海老のお菓子、伊勢海老パイを購入しました。夫、エビ好きだし。辻口パティシエだし、ってことで。
そういえば、このお菓子、おはらい町でも見かけなかったような気がします。
伊勢市駅まで歩き、コインロッカーに手荷物を預けて身軽になったら、まずは外宮の早朝参拝へ行ってみましょう。
というのも、
と、青山和加様から伺っていたもので。
ありがとうございます。
早速、外宮へ足を運んでみると、静かで清々しい外宮を散策することが出来て、頭もココロもスッキリ。
気持ち良く参拝することができました。
まとめ
- 西武観光バスの鳥羽線・高速夜行バスの運賃は、平日の最安値(E運賃)で新幹線運賃の約半分に抑えられる。
- 伊勢の観光は、バス移動が中心になりそうで、行きも帰りも高速バス利用します、という方は、西武高速バスの「お伊勢さんぽパス」、往復乗車券付きのセット券を購入すべし。
(このチケットのみ、西武観光バスの電話予約でのみ受付、窓口でチケット購入なので要注意。)
- 高速バスの乗車券だけを事前にWEB購入だけで完結したい、という人は、早めに予約&購入を。プリントアウトしなくて済む楽天トラベルがオススメ。発車オーライネットで予約購入、クレジットカード決済すれば自宅でプリントアウトも可能。
- 外宮の早朝参拝は気持ちが良い。早朝は駅のコインロッカーにも余裕がある。
事前にちょっと調べておくだけで、効率よく旅を楽しむことができるので是非活用してみてくださいね。
あ、あと!高速バスの帰りの乗車バス停をチェックしておくことも忘れずに!!って言っておくのを忘れていました。バス停が分からなくてバスに乗り遅れて東京帰れなくなったら困りますから。
※伊勢市駅前は一部工事しているところがあって、リーフレットに掲載されている乗車停留所からバス停が移動しています。←これ重要。
私は朝到着した時に探しても分からなかったので、伊勢市駅前の三重交通のきっぷうりばに伺って、事前に確認しておいたのでセーフでした。
以上、伊勢旅編集部員のカオジロでした。よい伊勢旅を!
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